2008年6月13日金曜日
ごっこ汁
ごっこっていうのは日本海に住む面白い魚です。
朝鮮半島釜山から日本海、オホーツク海、ベーリング海、カナダまでの北太平洋。太平洋側では神奈川県三崎、日本海では若狭湾以北に生息。
一番うまいのは、汁。ぶつ切りのして湯どおし、よく冷水であらう。こうすると表面の滑り臭みが取れる。これを醤油仕立ての昆布だしのなかで少し煮る。煮るとなかなか味わい深い出しがでる。ぶよぶよした身よりも出しの方がうまい。肝や卵巣、胃袋もそれなりに美味。味噌仕立てにしてもいい。
当然、鍋としてもいい。この場合も「ちり」ではなく「醤油仕立て」。昆布だしに、酒、塩、醤油というもの。野菜は好みで。メスの卵巣を加えると、バラバラになって沈んでしまう。
むしろ卵巣は、冷水でほぐして水を切りさっと60度くらいの湯で洗う。これを生しょうゆ、もしくは酒みりんなどで加減したしょうゆだれに漬け込むとイクラとはひと味違う美味となる。
見た目、ちょっとかわいいけれどもちょっとグロテスク。
おなかに吸盤があって、岩などにすいつくそうです。
メスのおなかにはこんなにたまごが!
で、一番おいしいのはごっこ汁だそうです。
一度食べてみたいです。
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