2008年6月4日水曜日

鳩サブレー




鳩サブレーって、神奈川の親戚の人のおみやげなどで子供の頃からよく食べていました。

鳩サブレー(はとさぶれー)は、神奈川県鎌倉市の豊島屋(としまや)が製造するサブレー。バターをふんだんに使用し、形が鳩を模しているのが特徴。

鎌倉の鶴岡八幡宮に参詣した人の土産として有名だったが、現在では神奈川県を代表する銘菓として、土産物の定番となっている。

この菓子は「鳩三郎」とも呼ばれていた。これはこの菓子を開発した初代店主が最初に「サブレー」と言う耳慣れない単語を聞いた時に「サブレー」=「三郎」と連想したからで明治時代には一般的にも「サブレー」という外来語よりも馴染みのいい鳩三郎という名で呼ぶことも多かった。現在でも鳩サブレーグッズの中には「鳩三郎」の名称のものがある。

「鳩三郎」と呼んでいたのは豊島屋の初代のみであり、それも愛称としてのみで商品名は明治の時代より「鳩サブレー」である。そのことは鳩サブレーの中に入っている小冊子「鳩のつぶやき」にしるされている。


明治時代に初代店主が、ビスケットをお手本に作ったお菓子をつくって、フランス帰りの船員に食べさせたところ、「フランスで食べたサブレーに似ている」といわれ、つくった物がサブレーであることを初めて知った。その後、このサブレーの生地を”鶴岡八幡宮の境内の鳩”と、”本殿に模られた鳩を”モチーフにした型で型抜きして焼き上げ、鳩型サブレーを作り上げたという。これが鳩サブレーの始まりであるという話である。

遠く離れたここだからこそ、懐かしくなるお菓子です。

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