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このわた
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このわた(海鼠腸)は、ナマコの腸(はらわた)の塩辛である。寒中に製した、また腸の長いものが、良品であるとされる。ウニ、からすみと並んで日本三大珍味の一つに数えられる。
主な産地は伊勢、志摩、三河であった。
製法は、ナマコから脱腸器で腸を抜き取り、これを海水でよく洗い、内部にある泥砂をとりのぞき、ざるにあげて水気をきる。 腸1升に上等塩2合ないし3合をくわえ、かきまぜ、さらに水気をきり、一昼夜 桶または壺に貯蔵する。
ナマコ100貫から腸8升が、腸1升からこのわた7合ができる。
ふつうは塩蔵されたものが市販されるが、生(なま)ですすっても、三杯酢に漬けても美味である。酒によくあうとよろこばれる。このわたに熱燗の酒をそそいだものは、このわた酒という。
くちこ(海鼠子、口子)は、ナマコの卵巣である。「このこ」とも呼ばれる。
ナマコは厳冬の1月から3月になると産卵期を迎えて発達肥大した卵巣を持つようになり、それが口先にあることから「くちこ」と呼ばれている。 主な産地は能登半島周辺。
一般的に三角形に平たく干したものが能登の高級珍味として親しまれている。 干した姿が、三味線のばちに似ていることから、ばちことも呼ばれている。何枚も重ねて干し上げるが、一枚作るのに十数キロのナマコが必要であるため、大変高価なものとなる(2008年現在、一枚数千円)。 そのまま食べるか、炙ってから、お吸い物・熱燗に入れても良い。
生のものは、塩漬けされた塩辛として出回ることが多いが、取り出して瓶などに詰めただけの「生」のものもある。
酒の肴として好適である。
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これがこのわた。 のんべえにはとっておきの品だそうです。
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このわたとくちこのセット。 これで8000円だそうです。 とても高価な品ですね。
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