2008年6月8日日曜日

盛岡の冷麺とじゃじゃ麺

盛岡って冷麺とじゃじゃ麺というものが有名なんだそうです。

ウイキペディアより抜粋



[編集] 盛岡冷麺

盛岡冷麺冷麺のルーツである朝鮮半島北部(現・北朝鮮)の咸興生まれの青木輝人が、1954年(昭和29年)5月に盛岡市で「食道園」を開業し、店で出したのが最初である。料理人としてのプロの技術を持たなかった青木は、自分が子供のころに食べた咸興の冷麺を独力で再現しようとしたという。

咸興の冷麺はスープのないピビム冷麺が有名だが、咸興冷麺にもスープつきのものもあったといい、青木は自分が好きだったスープつきの咸興冷麺を自分の店で出した。咸興独特のかみきれないほどコシの強い麺は当初、盛岡の人には不評で「ゴムを食べているようだ」などと言われ、当時は辛いキムチも日本では一般的ではなかったこともあり、まったく受け入れられなかった。また青木によると、咸興の冷麺はソバ粉入りの灰色の麺だったといい、初期は店でもソバ粉入りの麺を出していた。この灰色の麺は青木自身にもおいしそうに見えなかったため、青木はかつてフロア責任者として働いた東京の朝鮮料理店で見た白っぽい麺を参考にソバ粉を抜き、麺を白く変える。だが、ジャガイモでんぷんを使ったコシの強い麺や、辛いキムチのトッピング、牛骨ダシ中心の濃厚なスープという「故郷の味の3要素」は、頑固に守り続けた。やがて、盛岡の新しいもの好きな若者たちの間でそのユニークさが「一度食べたらあとを引く」と評判になり、店には常連客があふれるようになった。冷麺が客に媚びたのではなく、客の方が冷麺に惹かれ、そのとりこになったのだ。ここに、「盛岡冷麺」の基本形が完成したといわれる。

ただし、青木は「盛岡冷麺」とは名乗らず、また「咸興冷麺」でもなく、「平譲冷麺」という看板を掲げ続けた。商売っ気のある青木は「咸興の冷麺より、平壌の方が有名だからそうした」と生前、いたずらっぽく語っていたという。


「盛岡冷麺」の名称を、店で使い始めたのは、1987年(昭和62年)に創業した「ぴょんぴょん舎」の経営者で在日2世の邊龍雄(ピョン・ヨンウン)である。それまで盛岡では、青木の店にならってどの店でも「平壌冷麺」と呼ばれていた。「盛岡冷麺」という名称は当初、在日のコミュニティーからは「故郷の味を安売りするもの」として猛反発を受けた。が、これを機に徐々に「盛岡冷麺」の名が市民に浸透し始め、全国的にも盛岡の名物として知られるようになる。邊をはじめ、青木を追って冷麺をつくり始めた店では、それぞれが独自の試行錯誤を繰り返し、盛岡冷麺の味は次第に日本人の味覚に合ったものに変化しつつある。

こうした「盛岡冷麺」誕生と浸透の経緯は、1993年に朝日新聞岩手版に小西正人記者によって連載された記事「冷麺物語 日本と朝鮮・韓国の間に横たわるもの」で初めて詳細に明らかにされた。連載記事は2007年に「盛岡冷麺物語」(リエゾンパブリッシング刊)として書籍化された。




盛岡冷麺の麺は、スパゲッティなどのパスタと同様に小麦粉、片栗粉などを用いた生地に強い力を加え、麺の太さに合わせた穴から押し出して作られる。この際、麺が高温になりアルファ化するために強いコシがもたらされる。この押し出し麺という製法は、盛岡冷麺には不可欠とされる。

2000年(平成12年)4月からは、さぬきうどん、札幌ラーメン、長崎チャンポンなどと同様に、公正取引委員会が「盛岡冷麺」の生麺に対して「特産」・「名産」表示を認め、盛岡冷麺は“本場”として認定された。

盛岡冷麺はわんこそば、盛岡じゃじゃ麺と並んで「盛岡の三大麺」と称されている。

というわけで冷麺とは、こんなものです。



これが韓国ではポピュラーなほうのスープのない冷麺。




で、こちらが日本では有名な平壌冷麺。 盛岡冷麺もこちらに当たります。


で、じゃじゃ麺ってのがこちら。



こちらのルーツは、



盛岡じゃじゃ麺(もりおかじゃじゃめん)は、岩手県盛岡市でわんこそば、盛岡冷麺と並んで「盛岡三大麺」と称される麺料理の一つ。

戦前、旧満州(現在の中国東北部)に移住していた(後の「白龍」(パイロン)の初代主人である)高階貫勝が、満州時代に味わった「炸醤麺(ジャージアンミエン)」を元に、終戦後の盛岡で日本の食材を使って屋台を始め、そこで盛岡人の舌にあうようにアレンジをくりかえすうちに、「じゃじゃ麺」としての独特の形を完成させたといわれる。

中華麺とは異なり、じゃじゃ麺用の平たいきしめんかうどんのように感じられる独特の麺に、特製の肉味噌とキュウリ、ネギをかけ、好みに合わせてラー油やおろしショウガやニンニクをかけて食べる。

麺を食べ終わった後の器に、卵を割り肉味噌を加え、茹で汁を注いでかき混ぜたスープを「鶏蛋湯(チータンタン)」と言う。

多くの場合、客が注文を出してから乾麺を茹で始める形式であり、(立ち食い蕎麦などと比較して)調理に時間を要するため観光客などは時間に余裕を持ってじゃじゃ麺店へ出向いた方がよいだろう。

基本的には、盛岡周辺を中心とした岩手県で食べられている郷土料理であり、初めて食する県外者には、塩辛く単調な味付けに感じられる傾向があるためか、あまり他県では専門店が見られない(しかし、慣れると癖になる味わいである)。

で、これが食後のチータンタン。



盛岡冷麺の公式サイトはこちらから。

みんな、戦後の大陸からの引き上げた方々が考案されたんですね。

というところで思い出すのがこの歌。 岸壁の母です!

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